目次
手づかみ離乳食をよく食べるようになるまで
手づかみ食べとは
実は私、いつも参考にしていた育児本に書いてあった「手づかみ離乳食」を最初に見たときギョッとしてしまったんです。
でも、どの本にも必ずでてくるんですよね。こりゃ私の知識不足だったのか…。反省。
「てづかみ食べ」は赤ちゃんの食べたい意欲を満たしてくれる行為だそう。
一人で食べられるようになるステップとして、積極的に食べ物に手を出し、手づかみ食べをします。
手でつかんで口に入れることで、自分の口に入る食べ物の大きさ、量などを確かめているのです。
確かに、いつまでも親がスプーンやフォークをちょうど良い量で口に入れてあげてたら、自分の口のキャパ分からないかぁ。
まったく興味を示さないなら無理にはしなくていいと思いますが、なるべく取り入れてあげたいと思い、私も手づかみ食べ離乳食をあげることにしました。
最初はほとんど食べなかった
娘に最初にあげた手づかみ離乳食は育児本に載っていた「野菜スティック」でした。
レンジで柔らかくチンしたじゃがいもと大根とにんじんの3種類を出してみました。
しかし、つかんではみるものの口に入れてもペッと吐き出してしまいました。
味?触感?なにかが気に入らなかったようです。
目の前に食べ物があるとつかみたがるのに、食べるとなると違うんですね。残念…。
ぱくぱく食べると想像していたので、肩すかしにあった気分でした。育児本通りにはいかないんだな〜、と痛感。
娘にはまだまだ柔らかくて水分の多いものが良かったようです。
まだ前歯しかなくて奥歯がないから、そりゃあ食べやすいもの、食べにくいものあるよね。
でも、手づかみでぱくぱく食べる姿がみてみたい!!と離乳食本に載っていたいくつかのレシピをチャレンジしてみました。
- お好み焼き・納豆おやき → 生地がモサモサしていて粘度があるものは食べづらそう。大好きな納豆を入れてもダメ。1、2口くらいしか食べない。作るのもまあまあ手間がかかる。
- おにぎりボール → よくある、おにぎりを小さくまるめてボール状にしたおにぎり。一口でいこうとするのでオエッとなる。ボロボロと崩れるのを楽しんで、遊んでしまう。
う〜ん。全然うまくいかない。
手づかみ食べなんて都市伝説なんじゃない?無理しなくていいんじゃない?そして私の頭のなかに「中断」の文字が。
あまり手づかみで食べるの得意じゃないのかなと思い、無理はしないことにしました。
手づかみでよく食べ始めたきっかけ
あまり手づかみで食べない娘が、よく食べるきっかけになったのは、ある3つの食材でした。
パン
基本的にごはんは軟飯なのですが、その日はちょうどよく食パンを発見!
今までは牛乳や豆乳で少しふやかしてからあげていましたが、そのまま食べやすいサイズに裂いてあげてみることに。
あっというまに完食!やったー!!パンなら柔らかいし、持ちやすいし、好みだった様子。
ここからパンは手づかみ食べのスタートとして大活躍することになりました。
のり
次に娘がハマったのが、のり。普通の焼き海苔です。
離乳食本によく登場する食材なので、なにげなくあげてみるとめちゃくちゃ気に入った様子。パリパリパリパリとエンドレスで食べ続けます。
これも食べやすい大きさに切って、そのままあげるだけ。手でぐちゃぐちゃにすることもないので私も安心してあげることができました。勝手に食べてくれるってラクですね〜。
ちょっとぐずったときも、のりを差し出せばなんとかなるまでになりました。
なんで子どもってのりが好きなんでしょうかね?
ちなみに友人の子どもものりが異常に好きらしく、外食に行ってものりを食べたがるそうです。
カボチャ
カボチャをやわらかくしたものは元から大好きで、スープ状にしたものやペースト状にしたものをスプーンであげていました。
ある日、たまたまあんこぐらいの硬さになってしまい、面倒だったのでそのまま小分けにしてお皿に置いてみました。
すると手がのびてきてものすごいスピードで口入れるではありませんか。
今までべちゃべちゃじゃないと食べないという先入観があったのですが、そんなことありませんでした。
やってみないと分からないですね、まずは好きな食材から試してみる価値ありです!!
以上の3つをたくさん食べれるようになって、娘は手づかみ食べができるようになりました。
続いては、最近の離乳食のメニューにかなりの頻度ででてくる手づかみ食べレシピを紹介させていただきます!
【簡単】よく食べる手づかみ離乳食レシピ
大きさはお好みで!のり巻おにぎり
ごはんをのりで巻いたおにぎりです。というか、のり巻きというのでしょうか。
材料(1食分あたり)
- ごはん(軟飯) 80g〜
- 海苔 1枚
のり上に少量のごはんをのせて、くるくるとまいて完成です!3分でできちゃいます!
写真では棒状になっていますが、まだ娘は噛み切れないので1㎝くらいに小さく切ってからあたえています。
お子さんの成長や好みに合わせて、カットしてあげてください。
棒状だと好きな大きさに切れるので簡単です。
このレシピではキッチンばさみがあるととても便利です。
いちいち包丁とまな板を使うのって、面倒だし洗い物がふえるから極力避けたいですよね。
キッチンばさみがあると、お皿の上でちゃちゃっと切れちゃうのでラクです。
このレシピ以外にも普段の離乳食作りにもめちゃくちゃ役立ちます。
チンした野菜を切ったり、大人から取り分けた料理切ったり、離乳食後期になるほど使えますよ〜!
私は毎日使っています。
栄養満点!野菜入りオムレツ
形が崩れていますが…野菜入りの卵焼きです。
材料(1食分あたり)
- 卵 1/2個
- お好きな野菜(加熱済み)
1食分あたり卵1/2個ですが、半分に分けて焼くなんて無理なので、一気に焼いて残り半分は冷凍しています。
この時の野菜はニンジン、トマト、スナップえんどう、カリフラワーのみじん切りが入っています。
冷凍してストックしておいた野菜を適当に入れて、卵といっしょに混ぜて焼くだけです。どんな野菜でも合いますよ!
野菜と一緒にたんぱく質を摂れる栄養満点レシピです。
冷めても美味しいので、熱いものが食べられない小さな子どもの離乳食にぴったりです。
和光堂の赤ちゃん用だしパウダーがあると味のバリエーションが増えます。
和風だしなら卵焼きに、コンソメならオムレツ風に!
この卵焼きのレシピとは関係ないですが、とろみのもとは水とき不要のパウダーで本当に便利です。スープやおかずにとろみをつけるためのもので、そのまま直接ふりかけて混ぜるだけなので時短になります。
子ども大好き手づかみポテト
娘が大好きなカボチャのレシピです。
材料(1食分あたり)
- カボチャ 3㎝角1個
カボチャはとてもやわらかくしてありますが、手でもって食べやすいようにしています。
カボチャはレンジでチンして煮物くらいのやわらかさにしてから潰し、お好きな量に分けてつかみやすい形にします。
この時、手を少し濡らしてから握ると手にカボチャがべちゃべちゃ付かなくていいですよ!
味付けは特にありません!自然な甘みがあるので十分です。
形を作ったら、トースターで2〜3分ほど焼いて、手でもっても大丈夫なように表面を少し固めます。
今まではフライパンで律儀に焼いていましたが面倒になり、試しにトースターで焼いてみたらばっちり大丈夫でした。
このレシピも1食分ちまちま作らず、いっきに大量に作って冷凍保存です。
このレシピではポテトマッシャーがあると非常にラクチン。
いちいちフォークやスプーンで潰すの面倒くさいですよね。これがあれば1分です!
ゆで卵を潰すのにも使えますよ。
子どもの離乳食だけでなく大人もメニューにもたくさん使えるので一家に一台はある便利。
やわらか鶏ひき肉でハンバーグ
鶏ひき肉を使ってるので、つくねかもしれないです。笑
材料(1食分あたり)
- 鶏ひき肉 15〜20g
- 玉ねぎ 大さじ1
- 豆腐(あれば) 1㎝角1個
豚ひき肉や合い挽きでもOKですが、鶏ひき肉の方がふんわりやわらかいので冷めても食べやすいかと。
玉ねぎはレンジでチンしておいたものを使います。
味付けは、上記でもおすすめのだしパウダーを入れています。玉ねぎ以外の野菜をいれても美味しいです。
少しだけケチャップをつけてあげても喜びますよ〜!
よりふんわりさせたかったら豆腐を入れます。これもお好みで。
肉が崩れないように片栗粉を入れるとまとまりがでて焼きやすくなりますよ!上記でおすすめしたとろみのもともここで使えます。
そして、もんじゃのヘラがあったら肉を返す失敗がなくなります。
こんな小さなハンバーグ、普通のヘラだと難しいんですよ…。お箸つかむと崩れてしまうこともあるし…。
もんじゃのヘラ〜!?と思うかもしれませんが、小さいものを焼くのに本当に便利です。
最初何の気なしに使ってみたら、びっくりでした。やりやす〜い!
ハンバーグ以外にも子どもように焼くものがあったら是非試していただきたい。
100均に売っていますよ〜!
プチプチ美味しい!輪切りとうもろこし
簡単レシピといっていいのか…というか、そのまんま!とうもろこしです!!
材料(1食分あたり)
- とうもろこし 1/5本
これすごく食いついてくれるんですよ。
最初はこんな歯ごたえのあるもの前歯だけでいけるのかと思ったんですが、意外といけました。
ただこれは割と後期の離乳食レシピかと。コーンが好きな子なら食べてくれるはずです!
まるまる1本をレンジでチンして、2〜3㎝幅ずつくらいに分けて、その日分以外は冷凍保存しています。
最初はうまくかじれないので、サポートしてあげながら食べさせてあげます。慣れるとひとりでかじってくれますよ。
このレシピはシリコンスチーマーがあると簡単にゆでとうもろこしが作れます!
いちいち鍋で茹でなくても5分くらいで出来るので便利です。
なるべく大きいサイズがおすすめです。とうもろこし1本まるごとそのまま入るし、ほかの野菜も一緒にチンできます。
簡単で、時短できて、洗い物が少ないと大助かりですよね。
よく食べる手づかみ離乳食のまとめ
手づかみ離乳食のレシピを紹介させていただきました。
作ってみようかなと思ったレシピはあったでしょうか?
手づかみ食べは個人差があるはずです。決して無理なさらず、お子さんのペースに合わせてあげてください。
娘は歯が生えるのが他の子に比べて遅く、もうすぐ1歳半になりますがまだ奥歯が生え揃っていません。というか最近やっと歯茎から頭を出し始めた感じです。
そのため離乳食はまだまだやわらかく、なめらかなものを好みます。
手づかみ食べなんてできないと思っていましたが、最近やっと食べられるものが増えてきました。
食べてくれない〜と悩むことがあっても、栄養さえとれていればどんな形でも大丈夫です!
今回紹介した手づかみ食べ離乳食レシピは是非参考までに読んでいただけたら嬉しいです。
簡単・時短なものばかりなので試してみてくださいね!
皆さんが楽しく離乳食タイムできますように。