目次
胸の張りは出産直後から
母乳が作られている証拠
出産後に授乳で悩むママさんはとても多いですよね。特に母乳育児の方はおっぱいトラブルがつきものです。
かくいう私もおっぱいには苦労しました…。
そもそもいつ母乳ができ始めるのか。
びっくりな話なんですが、生んだ直後に分娩台の上で生まれたての我が子をだっこしているとき
※夫立ち会い出産でした
という会話があり、とても衝撃的をうけたのです。
そんな神秘的なの?出産ってすごーい。
科学的な根拠のある話なのかは謎ですが、そのタイミングで母乳は出はじめるとのことです。
そして出産した次の日から今までにないくらい胸がガチガチに張ってジンジンと痛く、熱をおびているほどでした。
これは母乳がフル回転で作られ始めた証!!
母としては嬉しい!
けど、こんなに痛いなんて聞いてなかった…!!友達たちもなにも言ってなかったじゃん!
無事に出産したらゴールなんてぼんやり考えていたけど、ここからがスタートなのです。
授乳と搾乳でのりきる
そんなこんなでガチガチに張ってしまった私の胸。一番の解決方法は赤ちゃんに飲んでもらうこと。
でも私はうまくおっぱいがあげられず、産後のホルモンバランスの崩れなのか、かなりセンシティブになっていました。
娘はおっぱいが欲しいと泣くけどうまく飲めず、私もうまくあげられないのに4時間おきにおっぱいをあげるように指示され。
夜中に助産師さんに助けてもらいながら泣きながら授乳しました。たぶんナースステーションでも噂されただろうなぁ…。笑
うまく授乳できない私は助産師さんの手による搾乳と搾乳機で母乳を絞り出しました。
助産師さんのマッサージは胸全体まんべんなくやってくれるほか、痛い部分やしこりを手の感触で確かめて重点的にやってくれるのでとても助かりました。
ただ助産師さんも毎度毎度絞ってくれる時間があるわけではないので、そこで登場したのが搾乳機です。
自動でしぼってくれる搾乳機もとても便利!痛くなく、優しくシュコシュコと圧がかかるので胸に負担はかかりませんでした。
どれだけ絞れたか目に見えてわかる点も嬉しいです。
自宅でも搾乳を考えている方におすすめです。
ただし、産後直後のガチガチに張ったおっぱいを搾乳機で絞りすぎてしまうとまた母乳がフル回転で作られ、もっと張ってしまうので要注意です。
産後1週間も経てば当初のガチガチの張りは少しおさまります。
退院する頃には痛くて痛くてつらいなんてことはなくなってるので安心してくださいね。
【助産師さん直伝】授乳の張りやしこりをとるマッサージと授乳方法
マッサージ
産後の2週間検診の時に左胸に大きなしこりができていた私は、助産師さんに相談してマッサージをしてもらうことに。
その際に今後のためにと、マッサージの方法を教えてもらいました。
- 乳房の根元をほぐすように、左右、下上、斜め上へと数回軽くおす
- 乳首のまわりをほぐす
- 脇のしたの方から乳房の中心へと流しながら母乳をだす
ポイントは乳房をほぐすことと脇のしたの方から流していくことだそうです。
力まかせにマッサージは絶対にNGです!優しく無理のないように行います。
30分ほどマッサージをうけ、乳腺炎一歩手前と言われたしこりはだいぶほぐれ柔らかいおっぱいが戻ってきました!よかった〜。
胸が張ってしこりが痛いのが続くと、授乳の時間が苦痛になってしまうので、せっかくの赤ちゃんとの時間がもったいないですよね。
さすがプロ!自分で勝手にやらず、ちゃんとコツをきけてよかったです。
抱き方を変えて授乳
マッサージの他に、授乳の際の抱き方をかえてみることもすすめられました。
授乳の抱き方はおもに4つ。
- 横抱き
- 縦抱き
- フットボール抱き
- 添い乳
ずっと同じ抱き方だと吸われる乳腺と吸われない乳腺ができてしまうことがあるので、「一か所だけ張って痛いな」「しこりができてきたな」という時は抱き方を変えるのもおすすめです!
しこりのある部分によって抱き方を変え、詰まっていた乳腺を流します。
ポイントは赤ちゃんのおへそを自分のおなか側にきちんとつけることです。
こうすることで赤ちゃんもきちんと飲める姿勢になります。
ただこの姿勢、普通にだっこするだけじゃ難しいし、お母さんの腕も疲れます…。
そこで授乳クッションがあるととてもラクちん!!
横抱きやフットボール抱きは赤ちゃんとお母さんの体が平行になるのが理想的なので、高さをだすのにすごく便利です。
助産師さんにも是非使ってくださいとおすすめされました。
毎日使うものなので、なるべくクタッとなりにくく、高さがあるものがいいです!
私が入院中に病院で使っていた備え付けの授乳クッションはもうぺっちゃんこになっていて使い物にならなかったので、厚みのある授乳クッションの授乳のしやすさは実感済みです。
海外のベビーグッズを取り扱っているDADWAYの授乳クッションは、さすが!かなりしっかりとしている作りです。
エルゴの授乳クッションもありますよ。
授乳クッションが身体に合わなくて困っている方や、買い替えを検討している方は是非チェックしてみてください。
もちろんクッションやまくらでも代用可能。お母さんがやりやすい方法で授乳するのが一番です。
授乳の張りやしこりは予防できる!
産後徐々にうまくおっぱいをあげられるようになり一安心した私ですが、5ヶ月目くらいまでは、ほうっておくとまた胸が張ってしこりができて痛くなることがしばしば。
これではいけないと、授乳に慣れても張りやしこりができないように意識するようになりました。
私が意識するようにしたのは2つ。
- 放射線状に外側から中心にむかって撫でながら授乳する
- 疲れや寝不足は悪影響!少しでも時間があれば休む
撫でながら授乳する方法は、母乳を押し流すようなイメージ。
強くやりすぎると乳腺を傷つけてしまうので必ず優しく!サーッサーッって感じで大丈夫です。
これをしながら授乳すると、張りやしこりは出来にくくなりました。乳房全体まんべんなくやるのがポイントです。
赤ちゃんが母乳を吸うのをサポートしながら授乳するイメージです。
また、疲れや寝不足も原因のひとつです。私も身体が限界だな〜と感じているときはおっぱいの調子も悪く、次の日はしこりができていたことがあります。
これをふまえて休める時間があれば極力休む!
まだ赤ちゃんの月齢が低くまとまって寝ないことも多いと思いますが、寝たタイミングで一緒に横になって身体をやすめてください〜!
休日に数時間でも旦那さんに見てもらって寝るのもアリです。ストレスをためないでくださいね。
授乳の張りやしこりで辛いときは母乳外来へ
マッサージや授乳方法を変えても張りやしこりの痛みがとれないときは、母乳外来へ相談してみましょう!
実際に私も助産師さんに相談して本当によかったと思っています。自分で搾乳するのが苦手だったのでなおさらでした。マッサージだけでなく授乳のコツも教えてもらうことができたのも収穫です。
乳腺はデリケートなので悪化させてはいけません。症状がひどくなると乳腺炎になってしまうので注意です。
助産師さんにまかせて間違いはありません。
不安に悩むより一度相談することをおすすめします。
出産した産院で受け付けていなければ、ネットで「母乳外来 ○○(お住まいの地域)」で検索すると出てきますよ!
おそらくだいたいの病院がお子さんも一緒に入室可能かと思います。
乳腺炎になる前にみてもらいましょう!
皆さまがストレスなく授乳できますように。